今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アメニティ」です。皆さんホテルに泊まるときなど宿泊施設を予約するときに目にする言葉ではないでしょうか?
「アメニティ」の意味・使い方・語源と、
「アメニティグッズ」の例についてわかりやすく解説するので正しく理解しておきましょう!
「アメニティ」ってどういう意味?
アメニティ(amenity):快適さ、ホテルなどに備え付けられている設備 |
「アメニティ」の意味を詳しく知ろう
アメニティという言葉には、大きく分けて以下の2つの意味があります。
①快適さ、心地よさ ②ホテルなどの設備や備品 |
ではこれから、それぞれの意味について詳しくご説明します。
まず、①の「快適さ、心地よさ」という意味のアメニティは、人が場所・気候や建物に感じる快適であるという気持ちを意味しています。
このような概念としての「アメニティ」という言葉は、主に住居に対する利便性の良さという意味で使われることが多いです。
そして、②の「ホテルなどの設備や備品」という意味の「アメニティ」では、俗にいう「アメニティグッズ」のことを言います。
アメニティグッズの例として、何を思い浮かべるでしょうか。
例えば、「ウォシュレット付きのトイレ」や「清潔なバスタオル」などが挙げられますね。
「アメニティ」の使い方をご紹介
①先月泊まったホテルは、 アメニティグッズが充実していたので快適でした。 ②最寄り駅近辺に新しく作られた老人介護施設は、 アメニティの設備が非常に充実しているので便利そうですね。 ③引っ越し先の住居はアメニティの点で優れており、 家族も大変満足しています。 |
このように、アメニティは「快適さを生み出すグッズ」を表す言葉か、「快適さなどの概念」を表す言葉として使われています。
また、一般的にホテルの設備や備品のことを「アメニティ」と言うこともありますが、これはグッズを省略して言っている言葉なので正式に言えば「アメニティグッズ」と言います。
文脈によって、
- 「快適さ」という概念を表しているのか
- 「グッズ」のことを表しているのか
が変わってくるので注意が必要です。
「アメニティ」の語源は?
英語の “amenity”がアメニティの語源であると言われています。
英語の “amenity” は、「ホテルなどの設備・備品」・「(場所や気候に対する)住みやすさ・心地よさ」という意味を持っている言葉です。
しかし、日本で使われるアメニティは、どちらかというと「アメニティグッズ」の意味合いが強いという特徴があります。
みなさんも「アメニティ」と聞いたとき、ホテルなどに用意されている「アメニティグッズ」を思い浮かべませんでしたか?
従って、カタカナ語の「アメニティ」は、「快適さ」・「住みやすさ」・「心地よさ」という概念の意味合いで使われることほとんどないようです。
カタカナ語の「アメニティ」が使われたときには、「アメニティグッズ」のことを指していると捉えて間違いないでしょう。
「アメニティグッズ」の例
カタカナ語のアメニティは、「アメニティグッズ」という意味で使われることが多いことをここまで説明しました。
しかし、具体的にどんな備品・設備が「アメニティグッズ」なのかは意外と知らないものです。
そこで、ここからは代表的なアメニティグッズをご紹介します!
・お風呂で使う 《シャンプー・リンス・ボディーソープ・ボディタオルなどのバスグッズ》 ・女性には必須の 《コーム・ヘアゴム・ドライヤーなどのヘアケア用品》 ・衛生用品の 《歯ブラシ・コップ・カミソリ・綿棒・コットン》 ・お風呂上りや手を洗う時に使う 《バスタオル・ハンドタオル》 ・室内で使う 《スリッパ》 ・お風呂上り・寝るときに着替える 《浴衣・バスローブ・パジャマ》 ・よく見るとデスクの端に置いてあるし、何かメモしたいときに便利な 《便箋・ハガキ・ボールペン》 ・用意されていたらとても嬉しい! 《おみやげ用の袋》 ・朝とか寝る前・おやつのお供に 《お茶・紅茶・コーヒー》 ・外出先でのボタンが取れちゃったなどのトラブルに対応! 《裁縫セット》 |
素朴な疑問。アメニティって持って帰ってもいいの?
最近では、ホテルのアメニティグッズがどんどん進化しているのです!
素敵なアメニティも多いので持って帰りたい!でも持って帰っていいの?という疑問に直面したことがある方もいらっしゃるでしょう。
そこで、アメニティの持って帰ってOKもしくはNGについてご紹介していきます!
持ち帰ってもいいアメニティの定義
基本的に旅館やホテルに置いてあるアメニティの中で、持ち帰りOK/NGの境界線は「それが消耗品かどうか」です。
具体的には、一度封を開けたら次のお客さんが使えない商品であれば持って帰ってもOK!
少しでも封が開けたり、汚れたりしていると宿泊施設の清掃員の方が捨ててしまいますので、そういうもので使いたいものがある場合は持って帰って家で使ったり、次の旅の時に活用しましょう!!
持って帰ってもいいものの一覧
使い捨て歯ブラシ | どんなに価格帯の低いホテル・旅館にも置いてあるのが使い捨ての歯ブラシです。 歯を磨くときにはもちろん、日常のお掃除にも使えるので持って帰るといいですね。 |
その他洗面所に置いてあるもの | 剃刀、シャワーキャップ、ヘアブラシ、ヘアネット、ヘアゴム・バンド、ボディスポンジ、ボディタオル、コットン、ヘアクリップ、綿棒、使い切りのシャンプーや化粧水・入浴剤など ※しかし、大きなボトルに入っているシャンプーなどは持ち帰りNGです!! |
使い捨てタイプのスリッパ | 袋に入っている使い捨てタイプのスリッパは持ち帰りOKです。 ホテルで使わなかった場合は、長距離の移動(飛行機やバス)で使うとすごい便利です♪ ※この場合も、使い捨てではないビニールタイプのスリッパなどは持ち帰りNGです! |
ランドリーバッグ | ランドリーバッグは洗濯物を洗濯をしてもらうためにフロントに洗濯物を入れて預けるバッグですが、こちらも持ち帰りOK。旅行から帰って家で洗濯したいものをいれておくと便利ですよ。 |
シューシャインペーパー | シューシャインペーパーは部屋の入り口付近やクローゼット内にあることが多いです。これは靴の汚れを落とすのに使えるペーパーです。 出先で靴が汚れる心配もあるので、持ち歩くバッグに入れておくと便利ですよ。 |
お茶・フレーバーティ・ドリップコーヒー | 有料の記載がない、1杯分の量が入っているお茶・フレーバーティ・ドリップコーヒーであれば持ち帰り可能です。 ホテルで飲めなかった場合などは是非持ち帰ってご自宅や職場で楽しんでみましょう! |
持って帰ってはいけないものの一覧
バスローブやタオル類 | ホテルや旅館に宿泊するときに歯ブラシと一緒で必ず置いてあるものですね。 使い捨て歯ブラシは持ち帰りOKですが、洗って何度も使用するタオルは持ち帰りNGです! 白くて地も厚くて使い心地最高ですが、ここは我慢しましょう・・・。 |
灰皿・栓抜き | 喫煙者の方やお酒がお好きな方は要注意! 宿泊施設によってはおしゃれな灰皿が置いてあったりするので、欲しくなってしまう気持ちはわかります。 しかしこれはホテルの備品です。 栓抜きも同様です。お土産屋さんで手に入れましょう♪ |
グラスやカップ類 | こちらも灰皿などと同様で宿泊施設の備品です! 海外製のオシャレなグラスが置いてある場所もありますが、ここも我慢が必要。 持って帰った後に高額な請求書が送られてくるパターンもあるようなので、ご注意くださいね。 |
宿泊施設のオリジナルグッズとしてギフトショップで販売されている物 | 宿泊施設にお土産屋さんが併設されている場合って多いですよね。 ここで販売している物を宣伝のためやテスターとしてお部屋に置いている施設も多いです。 あくまで、お試し用に置いているだけでそれは商品なのです! 持ち帰り厳禁ですよ。 |
今までこれは持って帰ってもいいのか悩んでいた方は上記の表を参考にしてみてくださいね!
表に載っていない・わからないものに関してはホテルの方に一度聞いてみましょう♪
おすすめホテル?
ホテルオリエンタルエクスプレス東京蒲田をご存じですか?
宿泊はもちろんデイユースとしても利用でき、使い勝手のいい施設。
もちろんアメニティも充実。
手ぶらでリフレッシュにいくのもありですね★
ホテル オリエンタル エクスプレス 東京蒲田
〒144-0035 東京都大田区南蒲田1丁目3−15
03-3733-5511
◆まとめ◆
以上、この記事では「アメニティ(amenity)」についてご説明しました!
英語表記 | アメニティ(amenity) |
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意味 | 快適さ、ホテルなどに備え付けられている設備 |
語源 | 英語の “amenity” |
アメニティの例 | シャンプー、バスタオル、スリッパ、バスローブなど |
旅行や出張などで宿泊施設を選ぶときに場所・部屋のきれいさはもちろんですが、
「アメニティグッズ」が充実しているかどうかを重視する方も多いのではないでしょうか。
実際に「アメニティグッズ」が充実していれば荷物を減らせたりするのでとても重要なポイントですよね。
最近では、比較的安い宿泊施設でもアメニティグッズが充実していることが増えてきていますよね。
分かりやすい例で言うと、ネットカフェにある備え付きのシャワーなどが挙げられます。
また、女性専用ルームの充実やパウダールームも充実してきていたり、アメニティの充実度は日々進化しているように思います。
安い値段で快適に過ごせたらいいですよね!
もし、あなたが終電を逃してしまっても、駅近くの「アメニティ」が充実しているネットカフェに泊まれば快適な夜を過ごせるでしょう。
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